第3章 脊椎動物の発生I:生活環と実験発生学的解析
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すべての脊椎動物は、外見上は多くの違いがあるにもかかわらず、類似した基本的なボディプランを有している その前端には骨性あるいは軟骨性の頭蓋によって保護された脳を持つ https://gyazo.com/0be1a8714de31497a59de9ef234b1d6e
前後軸に前端には頭部が位置し、対になった付属肢(四肢)を持つ体幹が続く 陸性脊椎動物付属肢はヘビ類においては見られないが、魚類においては対の鰭が発生する このような前後軸は、後端においては肛門より後部の尾部構造として終結する
このような前後軸および背腹軸は、協調して動物の左右性も決定する
対を持つ内蔵、例えば肺、腎臓、生殖腺などは左右に相称であるが、単一の器官である心臓や肝臓は左右に関し非対称的であり、背腹正中線に関しては心臓は左側、肝臓は右側に位置する 本章では、個々の発生メカニズムについてはまだ記さず、発生のアウトライン、すなわち脊椎動物胚でしっかりと定められた全体的なボディプラン(body plan)を生み出す初期の発生過程で怒る形態の変化について述べる その際、特徴的な構造、例えば脊索や神経管についても言及する